国立青野原病院で演奏しました。

本日午前中、小野市と加西市のちょうど間ぐらいの峠の森の奥まったところにある国立青野原病院へ、ヴィオラ奏者の井上真理子さんのサポートで演奏に行ってきました。

ここは重度の心身障害をお持ちの方が入院しておられ、今日はその中でも一番重度の方がおられる棟の患者さん約40名、そして保護者の方、職員の方が集まられた中で演奏をさせていただきました。
私たちが会場に到着すると、すでに写真のようにステージを装飾されていて、準備されてきた方の熱意がビンビン伝わってきました。演奏は約40分、重度の患者さんは拍手などの反応はできませんが、中には手をふってくださる方や視線をずっと送ってくださる方などもいらっしゃいました。ご家族の方や職員さんの盛り上げようという気持ちがとても伝わってきて、私たちも楽しく演奏させていただくことができました。
帰り際にはお一人お一人と写真撮影をして、またたった一人病室から出られなかった患者さんの部屋に出向いて演奏させていただくなど、担当の職員さんの患者さんへの配慮に感心し、またお仕事に携わる中での様々なご苦労を聞かせていただき、大変勉強になりました。
日頃、こうした現場に関わることのない身としては、演奏に行かせていただくことで自分にとっても本当に社会勉強になります。
(演奏写真はまた後日アップする予定です)